こんにちは!求人ライターのしぇりです。
今回はコロナ禍でも応募が止まらない、あるお仕事についてご紹介します!
またもや感染が拡大している新型コロナウイルス。
感染対策や営業時間の変更に追われる企業や店舗も多いのではないでしょうか。
一方、採用市場はコロナの影響で職を失った人も多いため、活発に動いています。
ではどのような業界に人が集まっているのでしょうか?
今回は応募が殺到している《ある企業》を元に分析してみたいと思います。
正社員の応募が止まらない!
とある求人媒体に正社員募集を出したF社さま。
募集内容はこういったものです。
■月給20万~
■賞与年1回
■日曜・祝日休み
■残業なし
未経験スタートOKの清掃業。
工事が終わった新築物件をお客様に引き渡せる状態にするための清掃。
清掃業はアルバイト・パートであれば応募が集まりやすいですが、
正社員の募集となるとそんなに反応がよくないケースが多い案件です。
条件も『ものすごく良い!』というわけではないので
応募3~5件集まればいい方かな…と思っていました。
しかし蓋を開けてみたらコンスタントに応募が入る!
掲載3ヶ月でなんと12件も応募が入り、採用も成功しました。
なぜこんなに応募が集まった?
ではなぜこんなに応募が集まったのでしょう。
それは《コロナ禍》が大きく関係していると推測します。
コロナによって経営が危ぶまれたり、倒産に陥る企業はたくさんあると思いますが
その中でも飲食や販売などのサービス業は特にダメージが大きく、
正社員・アルバイト問わず、職を失った方も多いと思います。
また、このような不測の事態で職を失った求職者は安定を求め、
『今まではフリーターで繋いでいた』という層も正社員転職に積極的になっているように感じます。
それを踏まえさらに細かく分析してみましょう。
募集内容が「今」の求職者にヒット
まず、求職者のタイプには大きく分けて3つあります。
①現在の職場に不満があり転職
②キャリアアップのための転職
③現在仕事をしていないので求職
平常時であれば①②の層が多いのですが、コロナの影響で現在は③の層が増えています。
そして今回のF社さまの求人はまさに③の層、
特に前の項目で触れたサービス業関連の失業者にヒットしたと考えます。
ここからは筆者の経験則を元にした想像になりますが、
サービス業で転職する人はまたサービス業を選ぶケースが多いです。
その理由の大多数が『異業種に転職するためのスキルがないから』です。
そのため異業種へ転職するのはハードルが高く「自分にできること=サービス業」を選択しがちです。
しかし今はコロナ不況。
転職するにもサービス業の募集自体が減っているうえに「また職を失うかも…」という不安もありますよね。
そういった気持ちを持って仕事を探した結果、
・資格・専門知識・高度なPCスキルなどを求められなさそう
・給与・休日・勤務時間など生活レベルを著しく下げずに済みそう
・土木や警備など体力が必要とされる仕事よりは力仕事じゃなさそう
・接客業に比べて人と関わらなさそうだからコロナの心配も少なそう
このような条件をそろえるF社さまの求人にたどり着く人が多かったのではないでしょうか。
思いがけない応募を集めれるチャンス!
コロナの終息に備えて採用に動きだす企業は増えてきましたが
まだまだ採用活動に消極的なところも多いです。
しかし、F社様のケースのように今だから出会える人材がいたり、
今だからこそチャレンジできることもあります。
平常時に戻ってから慌てて採用活動をする前に
今できることから試してみてはいかがでしょうか?